5F見出し背景

リフォームの疑問・
お悩み・お役立ち情報

DAIKENメーカーロゴ

子どもや高齢者がいる住宅では、フローリングが滑るとケガなどのリスクが高くなってしまいます。「フローリングをもう少し滑りにくくしたい」とお困りの方もいるのではないでしょうか?そこでこの記事では、フローリングが滑る原因と対策、安全な住まいを作るためのポイントについてご紹介します。

フローリングが滑る原因とは?

イメージ

※画像はイメージです。

フローリングが滑る原因としては以下の3点があります。

クリーニング剤やワックスの誤った使用が滑りを誘発

フローリング専用ではないワックスや研磨剤入りクリーナーを使うと、床表面が過度にツルツルになり、摩擦が低下して滑りやすくなります。特に光沢仕上げのワックスを重ね塗りすると、見た目は美しくても安全性が下がるため注意が必要です。

湿気・結露によって床表面の摩擦がさらに低下

湿気や結露によって床表面の摩擦がさらに低下してしまうこともあります。特に梅雨や冬場は、湿気や結露が発生しやすく、フローリング表面に水分が残りやすくなります。わずかな水分でもフローリングの摩擦が低下するため、湿度管理や結露防止対策を行うことが大切です。

経年劣化で光沢が出て艶だけ残るケースも

同じフローリングを長く使用しているケースも、滑りやすさの原因になります。長年使用されたフローリングは表面が摩耗して木目の凹凸が減り、見た目は光沢があってもグリップ力が失われてしまいます。特に歩行頻度の高いリビングや廊下は劣化によって凹凸が減り、滑りやすくなるため注意が必要です。

簡単にできるフローリングの滑り止め対策は?

イメージ

※画像はイメージです。

フローリングはクリーニング剤やワックスの誤った使用、湿度や結露、経年劣化などの原因で滑りやすくなります。フローリングの滑り止め対策にはさまざまな種類がありますが、ここでは簡単に行える方法をご紹介します。

DIYで使える滑り止めスプレーの活用

市販の滑り止めスプレーは、量販店や通販ですぐに入手でき、手軽に施工できる方法です。即効性も高いため、まずはこの方法を試してみるとよいでしょう。滑り止めスプレーには水性タイプと油性タイプがあり、それぞれ以下のような特徴があります。

水性タイプ

安全性が高く、ペットや子どもがいる家庭にも安心して使用できる

油性タイプ

耐久性に優れ、頻繁に塗り直す必要がないため、長期的な効果を求める場所に適している

それぞれのタイプの違いを理解したうえで、用途や設置環境に応じて、成分や使用方法を確認して選びましょう。

コーティング剤(ウレタン・シリコン・アクリル系)の特徴

フローリング用のコーティング剤は、スプレーに比べると手軽さは劣りますが、2〜3年ほどの耐久性があり、滑り止め効果を長期的に持続できます。コーティング剤にはウレタン・シリコン・アクリルの3種類が一般的で、それぞれ以下のような特徴があります。

ウレタン系

硬度と耐久性が高いコーティング剤

シリコン系

防水性と滑り止め効果のバランスに優れたコーティング剤

アクリル系

比較的手軽に塗布でき、光沢を保ちながら滑りにくくできる

これらの種類に加えて、コーティング剤には防水・抗菌機能付き製品もあります。用途や目的に応じて、さまざまな製品を比較検討してみてください。

ペット・高齢者にも配慮した商品選び

市販の滑り止めスプレーやコーティング剤を使えば、プロではなくても滑り止め対策を行うことができます。以下のようなポイントに注意して、家族構成やライフスタイルに合った対策を行ってみましょう。

ペットがいる場合

舐めても安全な成分で作られた商品を選ぶ

高齢者が暮らす場合

高摩擦でしっかり滑り止め効果を発揮しつつ、べたつきが少ない仕上がりのものが安心

家族構成や生活スタイルに合わせて、目的別に製品を選ぶことで、より快適で安全なフローリング環境を整えられます。

マット・シートやオイル塗装による部分対策

イメージ

※画像はイメージです。

滑り止めスプレーやコーティング剤以外にも、敷物やオイル塗装による部分的な対策が効果的なケースもあります。床面全体ではなく、部分的に対策が行いたい場合はこのような対策を検討してみてください。

マット・シートで局所対策

部分的な滑り止め対策としておすすめなのが、マット・シートを活用する方法です。コルクマットやジョイントマットは、滑り止め効果に加えてクッション性があり、転倒時の衝撃を和らげられます。また、デザイン性にもこだわりたい場合は、タイルカーペットを検討してもよいでしょう。

これらのマット・シートは、必要な部分だけを取り換えられるため、ペットや子どもがいる家庭でも手軽に活用可能です。ペットがいる家庭では、爪のひっかかりが良く、ペットの足腰の負担軽減効果があるペット用シートを活用するのもよいでしょう。

【設置時の注意点は?】

マットやシートを部分的に設置することで、フローリングとの間に段差が生じ、つまずきの原因になる場合があります。つまずきが起こらないように素材を選びましょう。

また、ゴム製や色付きのマットは、長期間敷いたままにするとフローリングに色移りや変色が起きることもあります。定期的に位置を変えたり、裏面の素材を確認したりして色移り・変色を防ぎましょう。

自然オイルを使った滑り止め塗装

最近では、植物由来の「グリップオイル」などを使用した滑り止め塗装も人気があります。環境にやさしく、安心して施工できるほか、乾燥時間は約4〜5時間と短く、DIYでも扱いやすいのが特徴です。介護リフォームなどの現場でも使われているケースがあり、高齢者や子どものいる家庭に適した安全対策としても人気があります。

部分的に滑りを防ぎたい場合は、マットやシートの敷設、自然オイルによる塗装などのポイント対策が効果的です。素材や設置方法を慎重に選び、生活動線や使用環境に合わせて取り入れることで、住まいの安全性と快適性を両立できるでしょう。

フローリングの滑り対策の選び方は?

イメージ

※画像はイメージです。

スプレー・コーティング剤・マットなど、さまざまなフローリングの滑り止め対策をご紹介しましたが、「どれが自分に合っているかわからない」という方もいるでしょう。ここでは、フローリングの滑り対策を選ぶ際のポイントをご紹介します。

生活背景に応じた対策選びの視点

家族構成やライフスタイルなどの生活背景に応じて、滑り止め対策を選ぶことが大切です。

安全(転倒防止)を最優先する場合

高齢者や小さなお子さんがいる家庭では、長期的な効果を得られる耐久型コーティングや自然オイル塗装が安心。床全体を均一に保護でき、日常的なメンテナンスも軽減できます。

費用や手軽さを重視する場合

滑り止めスプレーやジョイントマット、タイルカーペットなどは、初期費用が比較的抑えられ、DIYで短時間に導入可能。賃貸住宅や一時的な対策にも向いています。

ペットや高齢者中心の暮らしの場合

ペット用には舐めても安全な成分のコーティングやマットを、高齢者には高摩擦でべたつきが少ない仕上がりの製品を選ぶなど、素材や安全性に配慮して対策を選ぶことが大切です。

経年劣化による滑りにはリフォームも選択肢に

床全体の摩耗が進み、部分的な対策では効果が出にくい場合は、フローリング自体のリフォームを検討しましょう。ワックス不要タイプや滑りにくい表面加工が施された最新床材に張り替えることで、長期的な安全性と美観を同時に確保できます。

フローリングの滑り対策は、家庭の生活環境や目的によって最適な対策が異なります。安全性・コスト・メンテナンス性を総合的に比較し、家族構成やライフスタイルに合った方法を選ぶことで、快適で安心な住まいを実現できるでしょう。

DAIKENのペット用床材「ワンラブフロアⅤ」とは?

イメージ

DAIKENのペット用床材「ワンラブフロアⅤ」は、小型犬の歩きやすさに配慮し足腰のことを考えた床材です。ペットの引っかき傷やよだれ、おしっこ、吐き戻しにも配慮し、お手入れを簡単に行えるのが特徴。ペット向けのフローリング滑り止め対策を検討している方におすすめです。柄やカラーのバリエーションも豊富で、住宅や空間のテイストに合わせて、好みの床材を選ぶことができます。

ワンラブフロアⅤの詳しい商品情報を知りたいという方は、以下のリンクからご確認ください。

まとめ

フローリングは、クリーニング・ワックス剤、湿度や結露、経年劣化などによって滑りやすくなります。スプレーやコーティング剤のほか、マットやシート、オイルなどによって個人でも簡単に滑り止め対策が行えます。また、床材を使用した簡単リフォームで抜本的に対策を行うことも可能です。家族構成やライフスタイルに合わせて、フローリングの滑り止め対策を行ってみてください。

ショールームのご案内

ショールームで
製品の実物に触れてみませんか?
ショールームでは、製品の実物がご覧になれます。
ここではご紹介しきれていない製品もまだまだたくさんございますので、ぜひ一度ショールームへ足をお運びください。
参加無料!
専門家の
意見も
聞ける!
人物イメージ 人物イメージ
ショールーム

その他の疑問・
お悩み・お役立ち情報

? TDYリモデルテラスとは?
リフォームに関するお役立ち情報や、お近くのリモデルクラブ店・ショールームをご案内する、リフォーム検討する方のための情報サイトです。
banner
TDYリモデルテラスを見てすてきなグッズをもらおうキャンペーン!