フローリングにはさまざまな種類がありますが、多くの人に選ばれているフローリングは、ナチュラルな雰囲気や豊かな質感が魅力の木目意匠のフローリングです。この記事では、そんなフローリングの魅力やメリット・デメリット、選び方について詳しくご紹介します。フローリングの選び方が知りたいという方はぜひ確認してみてください。
フローリングとは?効果や種類
まずは、フローリングの概要や種類など、基本情報をご紹介します。
フローリングとは?魅力は?
フローリングは、木の自然な模様を表現した床材のことです。木目には、リラックス効果をもたらす「1/fゆらぎ※」があるとされており、ナチュラルで温かみのあるリラックス空間を演出するのに役立ちます。模様や色も多種多様で、さまざまな種類の中から自分に合ったものを選ぶことができ、フローリングの中でも特に人気が高い床材です。
(※1/fゆらぎ)
「規則正しさと不規則さ」がちょうどよいバランスで調和したパターンのこと。木目の他、小川のせせらぎ、波の音、星の瞬き、人間の心拍音などにもこのパターンがあるとされている。
フローリングの種類
フローリングには、以下の種類があります。
無垢フローリング
無垢フローリングとは、原木からそのまま切り出された一枚板のフローリングを指します。天然の木が持つ質感や風合いを感じられる自然素材で、木の持つ魅力を表現するために最小限の加工で作られています。単層フローリングとも呼ばれています。
複合フローリング
複合フローリングとは、合板や木材繊維を固めた基材に、天然目の化粧材や特殊加工化粧シートを表面に練り合わせてます。さまざまな加工が施させるのが特徴で、機能やデザインのバリエーションが多いのが特徴。複層フローリングと呼ばれることもあります。
種類別!フローリングのメリット・デメリットは?
次に、無垢フローリングと複合フローリングのメリット・デメリットについてご紹介します。
無垢フローリングのメリット・デメリット
無垢フローリングの一番のメリットは、天然木にしか出せない独特の雰囲気があること。また、「湿度に合わせて湿気を吸収、放出する調湿効果が期待できる」「年数を追うごとに木目やツヤが際立つ経年変化を楽しめる」といったメリットもあります。
デメリットは、「木の伸縮によってすき間や反りができやすい」など、そのままの状態を維持するのが難しいこと。また、フローリング1枚分を木からそのまま切り出すため、複合フローリングに比べると費用が高くなりやすいのもデメリットです。
複合フローリングのメリット・デメリット
複合フローリングのメリットは、伸縮や反りが起こりにくく、手入れをしなくても扱いやすいという点です。模様やカラーのバリエーションも豊富で、最近では無垢と見分けがつかないような美しい質感のモデルも登場しています。無垢フローリングに比べると費用が安く、コストを抑えられるのもポイント。木の質感を表現しつつ、手入れがしやすくコストも抑えられる床材として多くの人に選ばれています。
「自然木ならではの調湿効果」「味わい深い経年変化」などは得られませんが、フローリングに求める要素をバランス良く兼ね備えた床材だといえます。
フローリングの選び方
では、フローリングを選ぶ際にはどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか?ここでは、フローリングの選び方についてご紹介します。
予算を決めてから選ぶ
まずは、予算を決めましょう。床材にはさまざまな価格帯の種類があるため、予算を決めておかないと選択肢が多すぎて何を選ぶべきかがわからなくなってしまいます。最初に予算を決めておき、ある程度選択肢を絞り込んでおきましょう。その中から取捨選択することで、自分に合ったモデルが見えてきます。
求める部屋のスタイルや雰囲気に合わせて選ぶ
広い面積を占めるフローリングはインテリアの要です。木材の温かみが強調されたナチュラルスタイル、和のエッセンスを取り入れた和モダン、上品でシンプルなホテルスタイル、高級感のあるラグジュアリースタイルなどなど、好みのインテリアスタイルや雰囲気に合わせて床材を選びましょう。フローリングには、多種多様なバリエーションがあるので、好みのスタイル、置きたい家具などに合ったカラー・デザインが選べます。
くらし方に合わせて機能を選ぶ
暮らし方に合わせて、フローリングに必要な機能を考えることも大切です。例えば、以下のようなケースが考えられます。
- 子どもがいる場合:抗ウイルス機能が付いた床材
- 高齢者と同居している場合:滑りにくくつまずきにくい床材
- ペットがいる場合:子犬でもふんばりやすく、引っかき傷がつきにくい床材
- マンションの場合:階下に響きにくい、防音性能が高い床材
また、トイレの床材には「汚れやシミに強くお手入れがしやすい床材を選ぶ」など、場所に合わせて床材を選ぶことも大切です。家族構成や暮らし方の他、場所などを踏まえて、どのような機能が必要なのかを整理してみましょう。
お手入れのしやすさから選ぶ
フローリングは、部屋の中でも特に汚れやすい場所です。ペットや子どもいる家庭は特に汚れやすく、床掃除は毎日行うという方もいるでしょう。そんなお手入れの負担を少しでも減らすためには、汚れやシミがつきにくく、拭き掃除で簡単に汚れが取れる床材がおすすめです。床の衛生面や快適性を維持するためにも、フローリングを選ぶ際には、お手入れのしやすさをチェックしましょう。
DAIKENの木目柄フローリング「Trinity(トリニティ)」とは?
Trinity(※以下トリニティ)はDAIKENの木目柄フローリングです。ここでは、木目柄のフローリングをお探しの方に向けて、トリニティの魅力やラインナップをご紹介します。
トリニティの魅力
トリニティは、「美を極めた床。」がコンセプトの木目フローリング。四周木口面にまで化粧を施した。革新的な技術(特許取得済)によって、無垢と見まがうほどの立体感とリアルな木目柄を実現。やさしさあふれる木の表情、色の濃淡やうつろい、優美な曲線など、木が持つ個性を存分に楽しめる商品です。
日焼けによる経年劣化を防ぐ耐候性の他、耐傷性能や防汚性能にも優れており、日々のお手入れも簡単。美しさを維持しながら、長く使えるように設定されています。ラインナップは、「トリニティ」「トリニティオトユカ45」「トリニティグランデ」の3つ。既存の2タイプに幅広タイプの「トリニティグランデ」が加わったことで、木目柄フローリングに求められるより広いニーズに対応できるようになりました。
目的に応じて選べる3つのラインナップ
トリニティグランデ
トリニティシリーズに新しく仲間入りした303mmの幅広タイプです。表面の質感にこだわり、立体感のある貼り上がりを実現。豊かで格調高い雰囲気を演出してくれる木目柄フローリングです。「アッシュ柄・メープル柄・エルム柄・バーチ柄・ウォールナット柄」など、6つの柄の中から好みのものを選ぶことができます。
トリニティ
トリニティは、広幅・立体感の意匠にこだわった木目柄フローリングです。トリニティ独自の足触りの心地良さが特徴で、日々の快適性を高めることができます。美しいデザインや風格、快適性や機能面など、床材に求める要素をバランス良く兼ね備えた商品です。バリエーション豊かな10柄をラインアップしており、さまざまなニーズに対応します。
トリニティオトユカ45
トリニティオトユカ45は、歩行時の沈み込み感に配慮したリフォーム、リノベーション専用のマンション用防音床材です。トリニティの魅力である木目の質感や美しさはそのままに、高い防音性能を兼ね備えているのが特徴です。
トリニティの詳しい商品情報を知りたいという方は、以下のリンクからご確認ください。
まとめ
木目意匠のフローリングは、木の自然な模様を表現した床材のことです。自然の木をそのまま使った「無垢フローリング」と、天然目の化粧材や特殊加工化粧シートを表面に練り合わせてつくる「複合フローリング」の2種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。床材を木目フローリングにしたいという方は、今回ご紹介した内容を参考に、自分に合ったタイプを選んでみてください。
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