アクセントウォールは、壁の一部のデザインや装飾を変えるインテリア手法のひとつです。空間をよりオシャレで快適にするために、アクセントウォールにチャレンジしてみたいと考えている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、アクセントウォールのメリット・デメリットや選び方について紹介します。アクセントウォールに何を選ぶかお悩みの方はぜひチェックしてください。
アクセントウォールとは?種類や素材を紹介
まずは、アクセントウォールの概要や種類、素材などの基本情報を紹介します。
アクセントウォールとは?
アクセントウォールとは、部屋の中で特定の壁を他の壁と異なるデザインや素材で仕上げ、視覚的なポイントを作り出すことを指します。アクセントウォールを取り入れることで、部屋全体の印象を大きく変えたり、奥行を生み出したりすることができます。インテリアデザインの一環として、リビングルーム、寝室、玄関、子供部屋など、さまざまな場所で活用されます。
アクセントウォールの素材の種類
アクセントウォールの素材には、以下のような種類があります。
壁紙(アクセントクロス)
色や柄の異なる壁紙を貼り付けるだけなので施工が簡単。デザイン・カラーのバリエーションが豊富なため、さまざまなインテリアスタイルに合わせて選ぶことができます。
自然素材(石や木)
石や木などの自然素材もアクセントウォールに使われます。自然素材ならではの、ナチュラルで落ち着いた雰囲気が特徴で、空間に高級感を与える効果もあります。
モルタル
モルタルは、セメントと砂、水を混ぜ合わせた建築材料のこと。無機質でスタイリッシュな雰囲気を演出してくれる素材として人気があります。インダストリアルやモダンなどのインテリアスタイルとよく合います。
タイル
独特の色・柄・質感が魅力的なタイルもアクセントウォールの素材として人気があります。モザイクと呼ばれる小型タイルの他、丸型、多角形型などさまざまなバリエーションがあるのが特徴で、複数のタイルを組み合わせたオリジナリティあふれるデザインにすることもできます。
レンガ
レンガは、粘土と岩と水を合わせて練り込み、型に入れて焼き固めたもの建築材料のことです。あたたかみのあるヴィンテージ感を演出してくれるのが特徴。レンガ調のパネルを使ったアクセントウォールも人気があります。
布
アクセントウォールとして、壁に布を貼り付ける方法もあります。バリエーションが豊富で、柔らかい素材のため、空間をどこか柔和な雰囲気にできるのが特徴です。取り外し可能な状態にしておけば、気分に合わせて取り替えて、雰囲気を変えることができます。
この他、セメントを原料とするクールな雰囲気の「SOLIDO」、和の雰囲気と相性がよく、耐火性や消臭効果も期待できる「漆喰」など、アクセントウォールに使われる素材にはさまざま種類があります。
アクセントウォールのメリット・デメリットは?
次にアクセントウォールのメリット・デメリットについてご紹介します。
アクセントウォールのメリット
アクセントウォールを取り入れるメリットとしては以下があります。
空間にメリハリがついてオシャレに
アクセントウォールを取り入れることで、素材・柄・色の力で空間にメリハリができます。また、好みの素材・デザインのものを選ぶことで、オシャレで個性的な空間を演出できます。
例えば、白地に木目で統一した空間の場合、清潔感はあるものの少し物足りなさを感じるかもしれません。そんなときに好みのアクセントウォールを取り入れれば、空間にメリハリが生まれ、インテリア全体の印象を引き締まります。
広がりが演出できる
アクセントウォールには、特定の壁に視線を集める効果があります。例えば、部屋の一番奥にアクセントウォールを設置すると、フォーカスポイントが奥側になり、空間が広々と感じられるようになります。
アクセントウォールのデメリット
アクセントウォールを取り入れることで、空間をよりオシャレにできる他、設置する場所によっては、広々とした印象を生み出すことができます。
ただし、自然素材やモルタル、タイル、レンガなどを設置するには施工が必要になる他、費用がかかります。また、素材の種類が豊富なため、選び方が難しいというデメリットも。アクセントウォールには、このようなデメリットがあることも覚えておきましょう。
アクセントウォールはどんな場所におすすめ?
アクセントウォールは、空間の雰囲気を引き立てるために特定の場所で使用されることが多いです。おすすめの場所とそれぞれの特徴や効果についてご紹介します。
リビングのテレビの後ろ
テレビの背面は、リビングの中でも特に視線が集まりやすい場所です。そんな、視線が集まる場所にアクセントウォールを設置することで、シンプルになりがちな壁面が華やかになりインテリア全体が引き締まります。
寝室
「質素で少し寂しい」「シンプルすぎて逆に落ち着かない」などと感じる場合は、アクセントウォールを上手く取り入れることで、オシャレでくつろぎやすい空間を演出できます。布や柔らかな色合いの壁紙、自然素材の木材などを活用するのがおすすめです。
廊下
廊下や通路は、空間の中でも特にシンプルになりやすい場所です。目立つカラーや質感の素材を取り入れるなど、廊下の一部をアクセントウォールにすることで、空間全体をより華やかにすることができます。
玄関
玄関は人を迎える場所でもあるため、リビングなどと同様にインテリアにこだわりたいという方もいるでしょう。玄関の側面や、最初に目に入る壁にアクセントウォールを取り入れることで、空間にアクセントが加わり華やかな雰囲気になります。
トイレ
トイレは長時間いる場所ではないものの「閉塞感が苦手」「清潔感のある雰囲気にしたい」という方もいるでしょう。トイレの壁にアクセントウォールを設置することで、広がりや華やかな清潔感を演出することができます。
アクセントウォール選びに失敗しないためのポイント
アクセントウォールを取り入れる際には、部屋全体との調和や使い勝手を意識することが大切です。以下のポイントを押さえることで、失敗を防ぎつつ理想的な空間を作り上げることができます。
内装・インテリアとトーンを合わせる
アクセントウォールを選ぶ際には、内装やインテリアと調和するように、トーンを合わせるようにしましょう。既存の内装・インテリアと相性の良い色味や素材を選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。
視線を意識する
アクセントウォールの効果を最大限に活かすためにも、「リビングの場合はテレビの背面、寝室の場合はベッドのヘッドボード側」など、視線が集まりやすい場所を選びましょう。また、「解放感を演出するために、部屋の奥側にアクセントウォールを設置する」など、視線を誘導するのも効果的です。広さや解放感を出したいときは、「後退色」の水色や青などの寒色系を選ぶとよいでしょう。
目的に合わせて、素材や機能を選ぶ
アクセントウォールを選ぶときは、デザイン性だけでなく素材の機能性も意識しましょう。「汚れやすい場所(キッチンやトイレ)では、防汚性や防水性のある素材を選ぶ」など、場所・目的に合わせて必要な機能を考えてみてください。
飽きないデザインやカラーを選ぶ
飽きないデザインやカラーを選ぶ
部屋全体の比率
アクセントウォールの範囲や配置は、部屋全体のバランスを見て決めることが大切です。壁一面を全てアクセントにするのか、一部分だけにするのかで印象が大きく変わります。また、大きすぎると他の要素が埋もれてしまい、小さすぎると効果が薄れるので、適切な比率を意識してみてください。比率は選び方が難しいため、必要に応じて専門家にアドバイスをもらいましょう。
DAIKENの不燃壁材「GRAVIO EDGE(グラビオ エッジ)」とは?
GRAVIO EDGE(※以下グラビオ エッジ)は、アクセントウォールにぴったりなDAIKENの壁材です。ここでは、アクセントウォールをお探しの方に向けて、グラビオ エッジの魅力やラインナップをご紹介します。
グラビオ エッジの魅力
グラビオ エッジは、光と影による豊かな表現力が魅力の壁材です。「深彫り調エンボス加工による深い陰影」と「質感あるリアルな柄デザイン」による、本物の自然素材と見まがうようなリアルな仕上がりが特徴。アクセントウォールにグラビオ エッジを取り入れることで、インテリアに格調と品格を与えることができます。
基材には軽量で耐熱性・防火性に優れた「ダイライト」を採用しており、安全面にも配慮。「手のこで切断できる」「接着剤と両面テープで貼り付けられる」など、タイルではないため簡易に施工できます。ラインナップは、「レグノ ・ピアンテ・ブロッコ・フルッソ・カルセ・カーヴァ」6柄。設置場所や用途に合わせて、さまざまなニーズに対応しています。
レグノ
<カームブラウン>
木材がモチーフのピースと立体的な意匠がぬくもりを感じさせる木目調デザイン。木目調のランダム感がインテリアのアクセントになります。インテリアのスタイルに合わせて選べる3つのカラーを用意。
ピアンテ
<オフホワイト>
やわらかな形状の凹凸とシャープなグリッドデザインが特徴的な壁材。細やかな表情の変化が空間を豊かに彩ります。インテリアのスタイルに合わせて選べる6つのカラーを用意。
ブロッコ
<チャコール>
砂岩がモチーフの壁材。各ピースの凹凸がエイジング感を感じさせるレンガ積み調のデザインです。インテリアのスタイルに合わせて選べる6つのカラーを用意。
フルッソ
<ホワイト>
流れ石をモチーフに、傾斜した細長いピースによるリズミカルな陰影の木端積み調デザインが魅力的な壁材です。インテリアのスタイルに合わせて選べる6つのカラーを用意。
カルセ
<ベージュ>
大谷石をモチーフに、大きなピースサイズと凹凸が重厚感を与える石積み調デザインの壁材です。インテリアのスタイルに合わせて選べる6つのカラーを用意。
カーヴァ
<ネイビーブルー>
織物生地をモチーフに、湾曲した形状のピースがやわらかさを演出する乱積み調デザインの壁材です。インテリアのスタイルに合わせて選べる6つのカラーを用意。
グラビオ エッジの詳しい商品情報を知りたいという方は、以下のリンクからご確認ください。
まとめ
アクセントウォールは、部屋の中で特定の壁を他の壁と異なるデザインや素材で仕上げ、インテリアに華やかさをプラスできる手法です。アクセントウォールには、施工店に依頼が必要なものから、DIYで設置が可能なものまでさまざまな種類があるので、目的や用途に合わせて、自分に合った素材・方法を選んでみてください。
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