営業、工事、設計を
一気通貫でご提案。
ご要望を、
ストレートに形にする

ナカムラタクミ　
住宅建築代表　中村巧氏

大学の建築学科を卒業後、住宅会社に入社。40年以上、企業で新築戸建て住宅の設計に携わり、2017年に独立起業された中村巧氏。ご自身の名前を社名にした「ナカムラタクミ」の住宅建築代表として活躍中です。現在、生まれた育った白山市を中心に、野々市市、金沢市、小松市で戸建て住宅のリフォームをメインに手掛けています。その中村氏に、仕事で大事にしていることや喜びなどをお聞きしました。

お客様の満面の笑みは、最高。
仕事をしていて
もっとも嬉しい時

住宅会社では、入社後の数年間、営業と現場工事を担当し、その後、新築住宅部門で設計を任されてきました。この経験が、いまの仕事に非常に生きています。住宅は、営業・工事・設計と複数の担当者がかかわるため、時には、ご要望のニュアンスが微妙にずれて、次の担当者に伝わってしまうこともあります。その点、ひとりで一連の流れをできるので、ご要望をストレートに現場に反映できるのが、私の特徴です。

また設計のキャリアがあるので、壁の中つまり構造体の知見もあります。リフォーム時に耐震性を維持しながらどこまでプラン変更が可能か、構造内の白アリ対策はどうすればよいか、などの構造体の対応ができるのも強みです。

仕事で大事にしているのは、「本当はこんなことがしたかったのに・・・」とお客様を後悔させないこと。お客様は住宅のプロではないので、気付いていない、または、うまく説明できないご要望もあるはず。だから、ヒアリングでは過去事例などもお見せしながら、“本心から望んでいるのは何か”をうまく引き出すように尽力しています。そのような中で、お客様の喜ぶ笑顔を見られたときは、なにより嬉しいです。お客様の満面の笑みは、最高ですね。「私がこの仕事にかかわってよかったんだな」と感動する瞬間でもあります。

1年で500本投稿した
Instagram。
コツは1本10分以上かけないこと

1年前、個人的な興味関心からInstagramを始め、すでに500本以上、投稿しました。忙しい中でも投稿を継続するコツは、1本の投稿に10分程度しか時間をかけないこと。長時間、吟味しすぎると逆にわかりづらくなったり、投稿自体が億劫になったりします。10分でサッと決めてつくってしまうのが、内容的にもちょうどいい。たくさん発信すればするほど、質は自然に向上します。

主な内容は、建築や現場、家についての情報です。お客様に向けた内容ですが、私自身はもうひとつ、建築にかかわる方々に伝えたいんですね。最近は、教育研修に時間をかけられない会社もあるという事情もあって。このような“伝えたい”“発信したい”という私の想いと、Instagramというツールの相性が合致したんですね。今では趣味のようになっています。古い知人や友人も見てくれているようで、仕事を頼まれることもあります。宣伝のつもりで始めたわけではないですが、想定外の宣伝効果がありました。

１０年間で、
姫路城から小田原城まで。
構造を見るのが楽しい、お城巡り

白山市で生まれ育って、ずっとこの土地で仕事をしてきました。ちょうど自宅の前が小学校の通学路になっているのですが、子どもが安全に登校できるか気になっていたんです。それもあって、「飛び出し注意」の電柱看板を３本、出しています。もちろん社名も入りますが、会社の宣伝というよりは、事故の多い通学路を子どもたちが安全に通えるようにという願いの方が強いです。

趣味は、お城巡りです。西は姫路城から、東は小田原城まで。その間に立地するお城は、この１０年でかなり見に行きました。建物内の梁はどうなっているかとか、構造を見るのが好きなんですね。最近、建築学科の恩師と一緒に金沢城を見学して、その内容をリーフレットにまとめて紹介しました。このリーフレットは年１回、自分で作っているのですが、会社の紹介とお城巡りの話も写真と一緒に必ずいれています。お城巡りは本当に飽きません。“建築家の病気”のようなものですね（笑）。